トルコの昔のベリーダンサーその⑵
前回のつづきです💕
トルコで50歳以上の人であれば、誰でも思い出すベリーダンサーといえば、
ネスリン・トプカプ(Nesrin Topkapi )」だと思います。
彼女は、80年代前半に超人気のベリーダンサーでした。
その名はよく知られていて、
今でももっとも尊敬されているベリーダンサーかもしれません。
私からしても、トルコのベリーダンスといえば、
「ネスリン・トプカプの前」と「ネスリン・トプカプの後」
というふうに分けることができると思います。
では、なぜ、でしょうか。⁉️
トルコで80年代までは、ベリーダンサーといえば、
エロティック雑誌に出てくるような人が多く、
ベリーダンスはグラビア的なイメージが強かったのです。
70年代後半に、ネスリン・トプカプが現れ、
ベリーダンスを芸術的なものに引き上げ、
トルコのベリーダンスに革命を起こしたのです。
つまり、彼女は、トルコ国内でベリーダンスのイメージを変えた人でした。
時代による変化って面白いですよね。
ちなみに、
ネスリン・トプカプは、もちろん、今は現役のベリーダンサーではありません。
振付師として今でも活躍しています。
ここに載せた動画は、
ヨーロッパで人気のユーロビジョン・ソング・ コンテストで
2003年にトルコ人のSertab Erener(セリタブ・エレネリ)が優勝した時のパフォーマンスですが、
ここでの振り付けはネスリン・トプカプによるものです。
2017/02/13 | トルコの文化ベリーダンス